大森歯科大学

大阪市中央区本町 大森歯科医院
     院長のブログ
 〜明日の夢ある歯科を語る〜
インプラント治療
 みなさんこんにちは。大森です。

今日はインプラント治療について、みなさんにアドバイス。




インプラントが歯を修復する、新しい方法であることは皆さんご存知のことでしょう。
では、何が優れているのでしょうか・・・・?


取り外し式の入れ歯をつけなくて良いから?がっちり噛めるから?


両方とも正解です。

これらはQOL(クオリティ オブ ライフ)が向上することを意味します。

しかし重要なことが抜けています。
それは、他の歯、つまりご自身の残っている歯を守る、ということです。


ヒトの歯は二回しか生えてきません。
一回目が乳歯で二回目が永久歯ですね。
つまり永久歯を失えば二度と歯は生えてきません。


では、皆、歯をどのようにして失っていくのでしょうか?


これは“ドミノ倒し“と似ています。

一本の歯を失うのを皮切りに、次々と他の歯たちが失われていきます。

たとえば一本の歯を失ったときには、隣の歯を削ってブリッジにする、
 
隣の歯に引っ掛けて入れ歯を入れる、そのまま放置される・・・・・
              
などの結果になりますが、どれも他の歯にダメージが加わることとなります。
一本の歯から二本の歯が失われ、二本失ったことで四本失われ・・・・・・と、
次々とだめになっていきます。
年齢(経年)とともに歯を失うスピードは加速度的に増加します。


もうおわかりだと思いますが、インプラントは独立・自立してあごの骨に
植わっているので、他の歯に迷惑をかけません。


ドミノが倒れかけているのをストップできるわけです。


じゃあ、インプラントがだめになってしまったら、どうなるのでしょう?

インプラントがだめになっても、またインプラントができます。
つまりその間、ご自身の歯にはノーダメージである、ということなのです。


これでインプラントの素晴らしさはお解かりいただけたとおもいます。


しかし大切なことを忘れてはいけません。

歯が無くなったからインプラントを入れておけば良い、とか、
インプラントをしたからあとは放っておけばいい、というのは大きな間違いです。


まず、ご自身の歯とインプラントの共存を考えないといけません。
(もちろんドクターが考えるのですが)
ご自身の歯にとって不利益となるインプラント治療もあります。
そういう場合は他の手段をとるべきです。


またインプラント治療後はご自身の歯同様、しっかりとしたメインテナンスが必要です。


ちょっと難しい話になってしまいましたが、私が言いたかったことは、
正しく使えばインプラントはとても素晴らしい治療方法だということです。


ぜひお悩み・お考えのかたはご相談ください。
08:43 | - | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark

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